

簿記3級は難易度は高くなく70時間程度の学習時間で合格できる資格。
知識ゼロから始めた私が合格へたどり着いた試験内容をクリアする勉強法とネット試験での受験をぶっちゃけた本音を交えてオススメする理由をお伝えします!!!
この記事を最後まで読めば、合格へ最短距離で進めます🈴‼
簿記3級合格できる知識とおすすめ勉強法

簿記3級は簿記の基本的な考え方を理解し、テキスト→問題→過去問→模擬試験のサイクルで毎日少しずつ学習すれば合格できます。
簿記は独特の概念があるため最初戸惑います。最初にこの簿記の概念を理解しておくことが肝心なので独学で挫折しそうならyoutubeやオンライン講座通信講座で学び、毎日少しずつ進み続け、中断しないことが最も大切です。
ここでは簿記3級取得へのの全体像を示すとともに、取得できる勉強法を紹介します。
そして勉強法以外にも実試験の内容のや構成や統一試験とネット試験の概要、メリット・デメリット、取得するためのコツも解説しますので簿記の勉強を始める方、始めた方にも役立つ情報を詰め込みます。
簿記3級とは

最初に簿記3級の概要を少しだけ説明していきますね✎
簿記3級とは、日本商工会議所が実施する「全国簿記検定試験」の初級レベルの認定を受けるための試験です。
簿記の基礎的な知識を有することが前提とされ、その理解度を問う形で試験が構成されています。
特に、商業取引に関する取引の記録や、決算書作成など簿記作業全般に渡る知識が必須となります。
簿記特有のルールと勘定科目と仕訳を理解することから始まり、小規模の株式会社で経理実務を行う前提で出題されます。
また、日常の生活での節約をはじめ、お金の管理や会社経営の理解など幅広い分野での適用が可能であるため、ビジネスパーソンや学生を中心に多くの人々に受験されています。
そして3級の合格の知識をもとに正しい家計管理の収支の把握ができ、次のステップへと進み知識を深め転職や経理への部署移動で幅を広げることができます。
簿記3級試験の構成
簿記3級試験は、商業簿記大問3問で構成されています。
試験時間は60分で、70点以上が合格です。
問題形式は、商業取引事例に基づく商業簿記大問3問が出題されます。
【第1問】 45点 簿記の基本原理「仕訳等日常の個別取引の記録」3点×15問
【第2問】 20点 諸取引の処理「補助簿・勘定記入・取引事例に基づく総勘定元帳・語句穴埋め」
【第3問】 35点 決算問題「精算表・財務諸表(B/S・P/L)決算整理後残高試算表の作成」
などです。
試験勉強にあたり、各問題の範囲を理解し、過去問題を解くことで試験構成を把握することが重要となります。
ぶっちゃけ…
第1問 仕分けは15問出題で合計45点。ここで確実に点数をを稼ぎたいところ!!!
第2問 初めましての概念が多く応用が多いので捨てがち。固執せず語句穴埋め問題で部分点で稼ごう!!!
第3問 過去問や模擬試験で何度も似た問題を訓練してるはず!!!ここで力を出しきって点を取ろう!!!
まず簿記の基礎知識から
簿記3級合格するためには、まず仕訳表記を理解し、最初はパターン化された問題は見たら手が勝手に動くほど繰り返し身につけるのが基本的です。
そして勘定科目とその役割を理解しながら知識をつけていくことが必要です。
日本語の引っかけ問題にも注意し、何を問われているか読み解きましょう!
パターンを覚えたら、次は応用がきくよう取引の内容を理解して仕訳問題を解くようにしよう!

その次に伝票や帳票類、決算前から決算への処理、貸借対照表と損益計算書の作成が求められます。
本試験では理解していないと解けない応用問題が出題されます。
そのため基本的な知識を理解し身に付けることで、試験問題を解く力がつくとともに、生活の中で役立つ知識となります。しっかりと理解し、継続的に勉強を行なっていくことが、簿記3級の取得に繋がります。
効率的な勉強方法の選択


効率的な勉強法て何だろう。。
一人ひとりの生活スタイルは異なり、環境によって学習に費やせる時間が異なり、最適な方法は変わります。そんな中でやみくもに学習を進めるのではなく
「テキストブックによる独学での自習法」、「通信講座学習の利用」、「実践問題を解く意義」
の3つを軸に、効率的な学習法をお伝えします。
自分に最適な方法を見つけ、毎日学習を続けることで、効率よく成果を得られるようになります!
テキストブックによる独学での自習法
【テキストブックで独学で学習するメリット】
プロの教育者が発行したテキストは試験突破にむけて学習を進めれば合格できる優れた学習ツール。
自分が進めやすいテキストや問題集を組み合わせることができ、自分で選ぶことができるのは魅力です。
そして理解が難しい箇所は何度も読み返すことができ、既に習熟した部分は速読するなど、個々の理解度に応じた学習が可能です。
また、テキストブックには専門家によって構成されたカリキュラムが組み込まれています。これにより、学習対象となる知識や技術が、段階的に理解しやすくなるように構成されています。
自分で学習計画を立てる手間が省け、効率的に学び進めることができます。
【テキストブックで学習するデメリット】
独学での利用には自分と戦い続ける力、理解できない部分を違う媒体で調べ続け腑に落ちるまで学ぶ必要があります。
自分で学習を進めていくため、モチベーションを維持する自己管理が苦手な方にとっては難易度が高いかもしれません。
逆に言えば、これが自己管理能力向上の機会にもなります。
通信講座学習の利用
【オンライン学習のメリット】
オンライン学習は動画+テキスト+問題集学習で多様な学習スタイルに対応しており、スキマ時間を利用し自宅や移動中でも学習が可能なため、便利な学習方法です。
一番のメリットは、場所や時間を選ばず学習ができるということ。
また、分からない箇所は何度も見直し、速度を自由に調整できるため、自分に合った学習リズムを作ることが可能です。
加えて、テキストだけでは難しい概念や技術も動画で視覚的に理解できます。
質問制度やメンタル面でのサポートもあり、スケジュール管理もスムーズになるため、通信講座の利用はおすすめです。
【オンライン学習のデメリット】
自分の都合のいい時間にオンライン受講できるため強制力がないこと。WEB講座の受講期限が来てしまい、すべて受講できなかったという状態にならによう気をつけなければなりません。
そして独学よりも料金がかかってしまうこと。相応のお金をかけて講座を受けるので無駄にしないようにしたいところです。

ぶっちゃけ
通信講座の利用は独学よりも本当にまじでおすすめ。
独特の概念の理解に苦しんだので視覚的に理解できる動画で学習するのが合格への近道だと思います!!!挫折しそうと感じたら通信講座を申し込んで!
知識をつけるため始めた学習を中断し放置するのはもったいない!合格できるから諦めず通信講座申し込んで再開しよう!

実践問題を解く意義
実践問題を解くことは、学んだ知識を応用する力を養うための重要な学習方法です。
知識を頭に入れるインプットだけではなく、それを使って問題を解きアウトプットすることでより深くその知識を理解することができ、間違いを確認し、正しく理解をしなおすことができます。
また、実試験の問題では様々な形で知識を組み合わせ、複雑な問いに対応できるようにする必要があります。
これには創造的思考も求められるため、模擬試験や過去問を解くことで知識だけでなく現場対応する思考力も鍛えられます。

特に、第2問の問いは初めての概念が多く、現場対応なことが多いです。
固執して時間をロスしがち。部分点を確実に取っていこう‼
また、解くたびに点数が上がっていくので達成感や自信が得られ、モチベーションの維持にも効果的です。実際に問題を解いてみることで、自分の理解度や進度が客観的に把握でき、試験までに改善できます。
簿記3級ネット試験の概要


ここからは私が実際に受けたネット試験について解説します。
2020年11月末から、簿記3級・2級でネット試験(CBT方式)パソコン入力で解答していく方式のネット試験が開始されました。(1級は対象外で筆記試験のみ)
パソコンを利用して受験するので自宅やカフェで受験するのを想像する人がいるかもしれませんが、試験会場は商工会議所が指定した試験センターで、日時は随時開催されています。
希望の会場と日時を選んで申し込みできるようになり、自分の学習の到達度に合わせて受験できるので、効率よく学習を進められます。

統一試験は年3回のみ。ネット試験は受験のチャンスが増えるってことだね!
ネット試験のメリット・デメリット
【簿記ネット試験のメリット】
統一試験(筆記)年3回の試験日を指定されていますが、ネット試験は試験センターが随時日時を定めていますので試験を受ける機会が増えます。
自分が受けたいタイミングに合わせて受験でき、学習ペースがつかみやすくなります。
【簿記ネット試験のデメリット】
パソコンを使った試験なので、パソコンが苦手、使い慣れない方にとっては解答しにくく、途中計算などパソコン画面にメモができないことがあげられます。
ネット試験は、白紙のA4メモ用紙とボールペンが渡されます。
問題や数字を間違えないようメモし、写す時にミスがないよう十分気を付けなくてはなりません。
これまで紙ベースで学習を進めてきた受験者がほとんどだと思います。パソコンには慣れていてもパソコンを使った解答になれていないため、ペースをつかむのに時間がかかるかもしれません。
出題範囲と時間配分

【統一試験とネット試験は同じ条件で行われます】
料金も同じです。3級は2,850円(税込)
試験の合格ラインは、70点以上。
年3回の統一試験とネット試験の出題範囲は同じ。日本商工会議所が『簿記検定出題区分表』を作成しており、その記載内容から出題されます。
問題を解くための所要時間は60分。
試験範囲全体について一定の理解が求められるため、算出した数字が1度違っていると連鎖的に不正解が続く構成になっています。そのためにも確実に全範囲を網羅した学習が必要!

また、時間配分の観点からは、試験時間内に全問解答できる速度で問題を解くことが求められます。
効率的に学習を進めるためには、まずは全範囲の学習を行い、その後、過去問題を用いて速度調整を行っていかなくてはなりません。
特に、時間に追われると焦りからミスを誘発しやすいので、早いうちから時間配分に注意しながら学習を進めることをオススメします。
ぶっちゃけ!時間配分はコレ!
第1問 15分 仕訳1問1分を目標に
第2問 15分 第1問が終わったら迷わず第3問へ。最後に第2問。わからない箇所に固執せず穴埋め等部分点狙いで!!!
第3問 20分 過去問や模擬試験で何度も練習してるはず。あせらず確実に点を取ろう!!
残り10分で見直し!!!
簿記3級の試験時間60分は思ってるより短い。短すぎる!!!

私は第1問→第3問→第2問の順番で解きました。
時間がかかるけど配点が多い第3問を先に解答してしまうことで精神的に楽に試験を終えることができたよ❕
過去問を答えを覚えるくらい何度も解いていくうちに、問題のパターンや解き方が身に付き、試験本番でも冷静に問題を解くことができるようになります。

簿記3級ネット試験の合否
ネット試験では、試験が終わったら試験のシステムがすぐに自動採点してくれます。
終了したらすぐに結果が確認でき、その場で点数がわかります。
統一試験では試験後結果がわかるまで2~3週間程度かかってしまうので結果次第で次の行動が起こしやすいですね。

大問ごとの点数がわかるよ。
詳細な間違いの箇所と正解はわからなくなっています。
ぶっちゃけ
わからなくて考えまくったあの問題。。。答えを教えてちょうだい。。。
受験にたどりつくために


勉強を初めても、受験に至らず挫折してしまう人が多いです。
受験にたどり着くだけですごい。
合格するしかないです!
学習時間を確保し、継続し、知識の維持とモチベーションの管理など試験勉強は自分を高めるための苦しいときでもあります。
たくさん克服してこそ勝ち取る合格。
乗り越えなくてはならない壁が現れたときの対処法を解説します。
分かりにくい部分の克服法
学習が進むにつれ、理解が難しい内容に出くわします。途中で諦めたくなる時が来てしまいます。
克服するために私がやったことは
- ネットで調べる→解説がたくさん載っています
- 簿記系You Tubeを見まくる→考え方の解説が視覚的に理解できます
- SNSで簿記試験突破の勉強アカウントを作成しつぶやく→同じ勉強している人と気持ちの共感ができモチベ維持につながる
大丈夫!
壁にぶち当たったら自分に合った乗り越え方を模索して、学習を振り返ったり何度もやり直そう。学習が進まなくても大丈夫。
毎日学習する習慣はなくさないようにすればいつか切り抜けられます。


学んだ知識の維持は重要!
習得した知識を維持しながら新たな知識を学んでいかなければ行き詰まってしいます。
当たり前ですが学んだばかりの知識は、復習しないと忘れます。本当にすぐ忘れてしまいます。

学んだばかりの問題、毎日やってるのにまた忘れてる。。やっては忘れまたやるていうのを繰り返し定着させていきました。
そのため、定期的に復習を行いながら毎日学習を進めるのが大切です。
また、学習したことを自分の言葉で説明したり、実際に毎日手を動かして問題を解き、仕訳は手が勝手に動くくらいにパターンを覚え、脳に定着させていきましょう。
理解した上で、それを組み合わせたり応用された問題が実試験では出題されます。
簿記資格の持つ可能性
簿記の資格は、個人の知識やスキルを証明するだけでなく、キャリアアップの道をひらく可能性も秘めています。
知識はもちろん、簿記資格を得ることで、就職や転職の時に、一定の信用を得ることが可能です。
また、簿記を理解していることで、他社の会社の状況を判断することができ、さらに広範な業務に挑戦できる可能性が広がります。
このように、簿記資格は自己成長の一助となるだけでなく、未来への可能性を広げる素晴らしいスキルと言えると思います。
ぶっちゃけ!
簿記試験を受けてよかったと思っています。わからない部分を理解するのは苦しい時がありモヤモヤしたけど
簿記の知識を身につけたこと。
知識ゼロだったのに2ヶ月後にわかっている自分がいたこと。
やりきった自己肯定感が半端ないこと。
考え方の広がりを感じたこと。
簿記3級取得って
なんでか
何故か・・・
正直。
幸せに思いました!!

